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【住宅購入体験記】建築デザイナーの家探し【心構え編】

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建築デザイナーであるnabeが家を購入するまでの体験記です。
これから家を買いたい、どうやって家を探せばいいか分からない、建築士さんはどうやって自分の家を探しているの?などなど
住宅購入に迷われている方の参考になれば幸いです。

家の変遷

nabeは18歳で高校を卒業して大学入学から1人暮らしでした。当然1Kです。
大学院進学に伴いキャンパスが遠くなるので引越しました。当然1Kです。
大学院を休学してデンマークに行った時はシェアハウスでしたが、戻ってきてからはまた1人暮らし、当然1Kです。25歳で東京のアトリエ設計事務所に勤務した時は事務所から徒歩圏の所に住んでいましたが、都心の優雅な家に住むほどの財力も無く、当然1Kです。28歳からは遠距離で3年付き合った地元の彼女と東京で同棲を始めましたが、会社から近いと家賃補助が出るという彼女の都合もあり、都心に住み続けることにしました。立地も良く、駅からも近いので、手狭だけど家賃補助も出るからいいいかな、ということで、なんとまたしても1K(と言っても2人が暮らせる程度の広さはあった。30㎡台だけど。笑)に住むことに。。。
いつになったらこの1K地獄から抜け出せるのか。

家探しを始めた理由

家探しを本格的にし始めたのは2019年、29歳の秋頃でした。
それまでもなんとなくSUUMOを見たりしていましたが、内覧に行ったのは同棲を始めてたったの1回。それも、住友不動産の湾岸新築マンションでしたので当然高くて手が出ない。にも関わらず、行ったのは

ネットからの予約来場で楽天ポイント2000ポイントがもらえる!

というキャンペーンを見たからでした。

ちなみに見たのはここ
確か50㎡台、1LDKのくせに5000万くらいした気がする。
300万/坪超えですね。本当に都内の地価は高い。

とまあこんなところが買える訳も無く、2019年の夏に婚約したものの籍を入れるのはしばらく先の予定だったので家探しもあまり急いでしていなかったのですが、猫好きな嫁は再三

「猫飼いたいなあ。。。」

と言っていたこともあり、少しづつ探してみることにしました。
もちろん1Kで狭いことや家賃が勿体ないこともありました。

どうやって家を探すか

家探しはSUUMOなどの検索サイトで探すもしくは特定の不動産屋さんにお願いして探す人のどちらかだと思いますが、正直に言うとどこの不動産屋で探そうが、不動産屋のデータベースであるレインズというのは共通しているのでどこで選んでも出てくる物件はほぼ一緒です。

じゃあどこでも良いの?と言うとそうでもありません。
検索サイトによって多少偏りがありますので、一本に絞るよりも選択肢は広がります。もちろんその分労力は増えてしまいますが、良い条件で家を購入するには多少の労力は惜しまず使いましょう。

一番はお付き合いのある信頼できる不動産屋さんにお願いをするのが良いのですが、おそらくそういった不動産屋さんの知り合いがいる方は少数でしょう。

まずはSUUMOなどで気になる物件の資料請求をするところから始めます。
できれば複数の物件の資料を請求し、色々な不動産屋さんと会ってみましょう。そうすると、あまり売る気が無いように見える落ち着いている人やテキパキ資料を取捨選択して道筋をどんどん作っていく人、などなど色々な人や社風の不動産屋さんに出会えます。

こうして会ってみた中で、この会社やこの人になら任せられそうだなー、と思える人を探して二人三脚で家探しを進めていくことが理想です。

良い不動産屋さんと付き合う

ではどういう人だったら任せたいでしょうか。
人によって違うと思いますが、nabeの場合はたくさんの人に会ってきた中でこういう人は良い不動産屋だと思います。
・人の話を親身になって聞く
・客のペースを大事にする
・無理なものは無理と正直に言う
・メリット、デメリットを客観的に伝える

などなど
色々ありますがこんなところでしょうか。
とまあ列挙してみましたがどれも不動産屋に限ったことではありませんね。

良い不動産屋と付き合うことは良い物件に住めること以上に、スムーズな契約による時間短縮や不動産を含めたマネープラン作成、維持管理の相談や売却戦略の相談などができることにあります。

特にnabeが探している都心ではマンションは住み続けるものではなく、半投半住というかたちで資産形成を図るものでもあるという側面もあります。したがって買って終わりではなく、その後の長い時間関わっていくことになるため、不動産そのものを選ぶことはもちろんのこと不動産屋選びもとても重要になります。

長期スパンで考える

不動産屋さんとの関係作りできるだけ早く始めましょう。不動産屋さんと早く出会って得することはあっても損することはほぼありません。特に早く情報を得られるというメリットがあります。賃貸住宅を探している時に経験がある人もいるかもしれませんが、SUUMOなどはどうしても不動産屋さんが情報を得たタイミングよりもタイムラグがあり、希望した条件の良いところはすぐ無くなってしまいます。ですので、事前に条件を伝えておくことで、良い物件が出たら早いタイミングで連絡をもらうことができます。

ここで重要なのが、長期スパンで考えるということです。賃貸と違って購入物件の市場は賃貸と比較すると非常に小さいです。もちろんあなたが潤沢にお金があるならばすぐ条件に合うものがすぐ決まると思いますが、そんな人はあまりいません。ですので、家を探し始めて条件に合うものがすぐに見つかるとは限らないのです。また、条件に合うと思って見に行ったら今まで思ってもみなかった新しい条件に気付いたり、自分がNGだと思っていたことが意外と許せたり、など心境の変化も多くあります。

建築の仕事をしていてマンションのデザインもやっている身としては明確に条件を設定していたつもりのnabeでしたが、かくいう私も最初に設定した条件は物件を見るごとに少しずつ変わっていったのです。

したがって、自分の条件を本当に見極めるためには、

条件設定

条件に合う物件見学

条件の修正

新たな条件に合う物件見学

...

というのを繰り返し、条件の純度を高めることが大事です。
そうすることによって、自分が本当に大事にしていることを見極めることができるでしょう。これらを急がずに行っていくと平気で数か月経ってしまうので、ぜひ早い段階で物件見学をし始めることをお勧めします。すぐに購入する意思が無くとも不動産屋さんは対応してくれるので気にせず行きましょう。

まとめ

今回は住宅探しの心構えについて書きました。
まとめると、

不動産屋との良い関係を早い内から築き、
しっかりと自分の条件を整理して、
数少ないチャンスを掴めるように準備する

といった感じでしょうか。

次回は具体の家探し編です、お楽しみに

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