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誰も教えてくれなかった、一級建築士をとる本当のメリット

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皆さん、

一級建築士になりたいですよね?
ここを見るということはそういうことだと思います。

nabeは大学院を25歳で卒業し、27歳で一級建築士を一発合格しました。

大学院で実務経験1年のみなし+26歳の1年=2年で
実務経験の要件を満たし、26歳で初受験&合格しました。

今が30歳なので定期講習も1度経験しています。

そんなnabeが一級建築士を取るメリットについて語ります。

一級建築士は本当に必要か

絶対に必要です。
特に若い人こそ若い内に絶対に取る意気込みが必要です。

それは、いろいろな理由があります。

  • 勉強になる
  • 給料や役職UPに有利
  • 転職に有利
  • なめられない
  • 勉強以外に割ける時間が増える
  • プレッシャーを感じる必要性がなくなる
  • 社会的地位向上
  • 名刺交換した時にちょっと気持ちいい

などなど多々メリットはあります。

「実務には使えない、あんなのは教科書だけ」

「なくても仕事ができる」

とかいう方がいますが、真に受けないでください。

勉強になる

言うまでもなく100%取ったほうが良いに決まってます。

自身で一番思ったのはやはりこれです。

1~2年目で全然知識も経験も無く、
打合せでも「ジョリ?※1」「フレキ?※2」「ネッパン?※3」
みたいな感じなんです。仕方ないんですけどね。

※1ジョリ:ジョリパッド AICAの塗装製品名
※2フレキ:フレキシブルボード バルコニーで隣の家との境にあるぶち破れる扉に使われているやつ
※3ネッパン:熱線反射(ねっせんはんしゃ)ガラスの略

現場も見たことがないので材料や施工、構造も全然分からない。
打合せでも何も話せない、みたいなのがありました。

何言ってるの???

ただ、勉強をすることで色々知っていくと、打合せ中に

「あ!これS資格で出たやつだ!」(進研ゼミ風)

ってなるんですね。これが楽しくて。
学んだことがきちんと仕事で生かされていると実感できると伸びも早い。
そういった意味で知識が無い内に始めるのはありです。

「ある程度仕事して実力つけてから~」というのもよく聞きますが、
一級建築士の勉強に必要な知識と実務で得られる知識はだいぶ違います。
なので一刻も早くスタートするのをお勧めします。

給料や役職UPに有利

当然ですよね。同い年で持っているか持っていないか、
比較したら持っている方が評価高いです。

これは単に優秀そうだなーというイメージの話だけではないです。

例えばプロポーザルでは資格がポイント制になることがあります。

一級建築士は5点、二級建築士は2点みたいな感じです。

資格=会社の持つ技術力としてカウントされるので、
たとえあなたが入社2年目で右も左もまだまだ分からない1級建築士でも、
バリバリ仕事をこなす40歳無資格者と比較すると、
数字上はあなたの方が技術力があると見なされます。

技術力が高いとみなされることでめでたく入札に通るとすると、
あなたは受注に貢献していると言えます。
受注に貢献したということは会社の売上げにも貢献しているということです。

売り上げに貢献したら給料や役職がUPするというのは当然です。

他にもあります。

見積もりを出す時です。(簡単に説明するため大雑把に書いています。)

見積もりの1つのやり方で、人の単価×時間で見積りを出す時があります。

人の単価はこんな感じ↓

平成31年度 設計業務委託等技術者単価について  国土交通省より抜粋
http://www.mlit.go.jp/common/001274135.pdf

一級建築士だからいくら、という訳ではありませんが、
一級建築士なので主任技師程度といった指標にはなります。
そうすると見積もりの説明をする際に、
「この担当者は一級建築士なので高いんです」
と(言いはしませんが)納得してもらえる材料の一つになるかと思います。

単に持っているから、という漠然としたイメージだけでなく、

営利企業である会社の売り上げや受注に貢献している=評価UPなのです。

転職に有利

有利です。

特に若いと引く手あまたです。

例として私に来ている転職サイトからの紹介をお見せします。

一応会社名伏せておきますが、
設計事務所、デベロッパー、ゼネコン、ハウスメーカーあります。

どこも建設業界では大手ばかりなので、
転職のチャンスはいっぱいあるかと思います。

なめられない

例えば入社早々打合せに行くと、特にnabeがやっているような
大規模案件だと50歳の人とか平気で来るんですよね。メーカーさんも。

明らかに「こいつ本当に分かってるのか?」みたいな疑惑を持たれるんですね。
それは当然のことで、ある程度年齢と知識や経験は比例しますから。

ただ、1~2年目の若者にできることや得られる知識や経験なんて
当たり前ですがほとんどなく、諸先輩たちに比べたら当然劣ります。
それは仕方がないことです。

ただ、資格持ってると「少しはやるようだな」みたいな感じになるので、
対等に同じ土俵で会話をする上では非常に大事です。

仕事は対等に会話するのがまずスタートです。
同じ土俵にできるだけ早く上がれるきっかけの一つになります。

勉強以外に割ける時間が増える

建築士の勉強をしていた時は、1年くらい日曜日は一度も遊んでません。

土曜も3か月前くらいからは一度も遊んでません。

当時は独身(彼女はいましたし、幸い遠距離だったので頻繁に会えなかった)
子供もいなかったのでまだ良かったですが、
そうでなかったら子供や彼女を連れてどこかに行くこともできなければ、
英語の勉強や旅行なども行けずとても辛いと思います。

こうしてブログを書く時間なんてなおさら取れなかったので、
本当にとって良かったです。

また、基本的には一級建築士を取ったら意匠設計で必要な資格は終わり、
という人がほとんどかと思いますので、

もう勉強しなくて済む!!!

という解放感と肩の荷が下りた感はありますね。

自分の場合は幸運にもすぐ取れたので、
肩の荷になる前だったので下りた感はあまり無かったですが。笑

取らなきゃ、というプレッシャーが人を動かす動機にもなりますが、
プレッシャーを感じないに越したことはありません。

デートを我慢して会えた時のイメージ

社会的地位向上

なんかやらしい感じですが、やはり仕業、国家資格は持っていると非常に良いです。

社会的地位向上は何も、女の子にモテるとかもありますが、ではなく
羨望の眼差しで見られるとかもありますが、ではなく、
信用度につながってくるので重要なのです。

nabeは不動産投資をしているんですが、
入社3年目で年収も500万もいってない時にローン審査したんです。

ローン審査ではその人の返済能力を見て 借入限度額や金利を決めるですが、
返済能力っていうものはいろんな指標があるんです。

例えば公務員。倒産の恐れが民間と比較して少ない(無い?)ので、
給与は継続的に払われる=この人はちゃんと返せる人だな=良い金利や高い限度額

例えば一部上場企業勤め。
これまた倒産の恐れが中小と比較して少ない(不祥事とかいろいろ無ければ)
給料も一般的に高い=この人は(以下略

例えば年収。年収が高い=この人は(以下略

例えば親が金持ち。最悪親が返せる=この人は(以下略

例えば勤続年数が長い。きちんと働いてきた実績があるからいきなり辞めたりせず、継続して働いてくれそう=この人は(以下略

例えば医者や弁護士などの難関国家資格を持っている。社会的信用度が高い=この人はちゃんとしている人=この人は(以下略

まさにここです。

アトリエで上場もしてない中小企業勤めで年収は500万以下で親の資産は頼りにせず勤続年数が短いnabeでも最もいい金利(1.65%)で借り入れができたのはこれです。

一級建築士という資格の力です!

金利が1%違うだけで長期間で見ると何百万円も違いますから。
ですので、好条件の金利で借りれるということは、投資をする上で必須の条件です。

名刺交換した時にちょっと気持ちいい

これです。

人間だもの、少しくらい自慢したりすごいと思われたい気持ち、

ありますよね?????
(俺はあります。)

名刺交換した時なんかに、
「まだ若いのに一級建築士持ってるんですね!」
なんて言われた日には、ちょっと気持ちよくなれます。

しょうもない話のように聞こえますが、
やはり頑張って得たものを褒めてもらえるというのは、
資格取得に限らず嬉しいものですよね。

そんな人間の自尊心やら自己肯定感やら承認欲求やらを

少しだけ満たしてくれる、いい相棒です。

まとめ

以上です。

一般的には業務内容の拡大、出世、年収UP、転職に有利
といったイメージを持っていたかと思いますが、
意外な一面もあったのではないでしょうか?

ぜひ、取得して気持ちよくなって下さい。

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