どうもnabeです。
今回は一級建築士がインテリアコーディネーター試験を受けた場合、独学だとどのくらいどのように勉強すれば合格するか、実体験を交えて
前編:なぜ取ろうとしたか
中編:学科試験について
後編:製図試験について
の3本立てでお送りします。
今回は心構え編なので、さっさと本題に入りたい人はこちらから↓
スマホとパソコンで資格学習
難易度の比較
まず一級建築士とインテリアコーディネーターの難易度を見て行きます。難易度と一口で言ってもジャンルが違うので幾つかの視点で見ていきます。
学科試験の合格率
一級建築士の学科試験合格率は約15~20%
インテリアコーディネーターは約30%
次に製図試験を見ていきます。
一級建築士の製図試験合格率は約40%
インテリアコーディネーターは約60%
全体の合格率にすると
一級建築士の製図試験合格率は約8~13%
インテリアコーディネーターは約20~25%
※それぞれの資格は学科試験に合格すると数年間は学科が免除されますので、全体の数値は単純に決まらないです
受験資格
一級建築士は受験資格が必要です。建築系の学校で勉強していたり実務経験が求められていたりするので受験のハードルは高めです。
一方、インテリアコーディネーターは不要です。
まとめ
以上を踏まえると一級建築士の方が難易度は高そうだということが分かります。一応国家資格でもあるので、当然といえば当然な感じもしますね。
なぜインテリアコーディネーターを取ろうとしたか
nabeがなぜインテリアコーディネーターの資格を取ろうとしたか。それはずばりボーナスのためインテリアの勉強をするきっかけにしたかったためです。
インテリアデザインは建築デザインと全く違う
建築設計者も当然インテリアのデザインはするのですが、やはりインテリアデザイナーと協働すると本職には敵わないなーと思うことがいくつかあります。
その中の1つにインテリアでしか使わないものの知識です。
例えばカーペット。
織り方やカットの仕方よって表現できるものや色のバリエーションが変わっていきます。
例えばカーテン。
織り方によって要尺(作るのに必要な長さ)が変わると、それによってコストに影響が出ます。
インテリアデザイナーが建築のことで分からないことがあるように、こちらもインテリアデザインで分からないことが多々あります。分からないまま仕事をしたくはないのでインテリアの勉強をしたいと思いました。
現場での苦労
現場監理をする中で、当然インテリアについても監理します。3年目くらいの時に、現場で施行者にインテリアの納まりについて聞かれた時に、うまく答えられず悔しい思いをした経験があります。それによって急かされたりいろいろ辛い思いをしたり、現場に足を運んでいるにも関わらず適切な返答ができない自分が嫌になったこともありました。
デザインができない
建築のことを知らないと建築の設計ができないように、インテリアのことを知らないとインテリアの設計やデザインができないです。
それを如実に感じたのは素材関係です。外装と違い内容は使える素材や下地の自由度が非常に高く、要素が多いです。一方で外装の素材よりも、人が座ったり触れたりすることもあったり水回りなど局所的に環境がガラッと変わったりするため、どこにどの素材が適切なのかをしっかりと知らないとデザインができません。
色や形は作れるけれども実際に図面にしたり仕様を入れる時にこれが分からないと手が止まってしまいます。そんなこともあり、インテリアをもっと勉強したいと思いました。
どう勉強するのが良いのか
じゃあインテリアの勉強をしよう!となったのは良いものの、どう勉強するのがよく分からないんですよね。同じ会社のインテリアデザイナーもインテリアコーディネーターを持っているわけでもなく、誰に聞いても
「うーん、何を勉強するんだろうね~」みたいな曖昧しかもらえず。
自分なりに考えた結果(対して考えてもいないけど)インテリアと言えばインテリアコーディネーターっぽいし、期日や範囲を決めないと勉強の張り合いも無いし、という理由でインテリアコーディネーター試験を受けることにしました。
まとめ
一級建築士の資格を持っていてもインテリアのことを全然知らなかったので、インテリアコーディネーター試験を1つの契機として勉強するきっかけにしようと思います。
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次回は学科試験突破に向けた具体の勉強方法・内容について書いていきます!
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