nabeの趣味の一つに街歩きがあります。
建築の仕事をしていると、ただ歩くだけでも
この素材なんだろう?
とか
この納まり良いな~
とかいろいろ発見があって楽しいんですよね。
そんな街歩きですが、
今回は山手線を徒歩で一周した時の体験談をお話しします。
- 所要時間
- 総距離
- スタートはどこからが良いか
などnabeの経験を基に書いていきます。
(この記事は高輪ゲートウェイ駅ができる前、
29駅の時の情報です。)
所要時間と総距離
結論から言うと、所要時間は約14時間かかりました。
6時30分頃に新宿を出発、20時30分頃に新宿に到着しました。
ここには昼ご飯、夜ご飯の時間も含めてますので、
総所要時間ということになります。
実際に歩いた時間は約12時間になります。
総歩行距離は52.8km
山手線の線路距離はWikipediaによると34.5kmとのことなので、
だいぶ遠回り?している印象を受けます。

消費カロリーがえぐいことに。笑
使ったアプリは
Adidas Running ランニング&ウォーキング
というアプリです。
正直どれがいいのか分からなかったので、
いくつか調べて良さそうだったこのアプリにしました。
iphoneではヘルスケアというデフォルトのアプリがあり、
それだと歩数やおおよその距離は歩幅から算出されるのですが、
歩いたルートを地図に表示したりすることができません。
ですので、GPS機能がついているアプリを使用した方が、
あとから通ったルートを確認できるので良いかと思います。
なぜ山手線徒歩一周か
nabeにはアドヴェン仲間がいます。
アドヴェンとはAdventure(=冒険)から来ています。
その名の通り体力を使うアグレッシブな遊びを好み、
自転車で東京から伊勢神宮まで旅行したり、
自転車で上高地まで行ったり、
ダイビングをしたり、
渓流登りや獣道歩きをしたりする仲間です。
そんなアドヴェン仲間と飲んでいるときに、
次何する?という話になり、
前から気になっていた山手線一周歩くか、
となったのが事の発端でした。
歩いた時期
nabeが決行したのは1月の中旬頃です。
東京は1月でもそこまで寒くないので、
歩いて体も暖かくなることを考慮すると
そこまで悪い時期ではないかと思います。
服装は上はヒートテック、長そでのシャツ、パーカー
下はヒートテック、ハーフパンツ
靴は普通のスニーカーでした
もともとnabeと友人A(以下A)と行くはずだったのですが、
ちょうど仕事で週末にかけて東京に来るという友人B(以下B)が
いたので、巻き込むことにし、A、B、nabeの3人でスタートしました。
1駅目:新宿駅

スタートは新宿駅西口。
どこスタートで、どちら周りにするかは割と重要です。
新宿にした理由は、
・友人Aとnabe家からのアクセス性
・早朝でも夜遅くでも人がいるし、店が開いてる
・何となくスタートっぽい
といった理由です。
例えば、鶯谷でゴール!!!!
ってちょっと達成感ない感じだと思ったので。
(ごめんなさい鶯谷)
また、回る方向としては、
疲れてきた頃につまらないところだとテンション下がりそうなので、
新宿スタートの時計周りだと
五反田〜新宿あたりまでにぎわいが続いているので飽きなさそうだなー
と思いました。
決行日は土曜日でしたので東側はオフィス街が多く、
人通りや空いているお店が比較的少なそうなので、
夜にそこで終わるのもなーと思ったのも理由として挙げられます。
まずは松屋で腹ごしらえをしてから新宿を出発
この時点で6時30分です。
ここで、アドヴェン仲間の友人C(以下C)ももしかしたら参戦するかもと思い、
早朝に呼びだしてみることに。
nabe「今から山手線徒歩で一周するけど行く?」
C「寝てた。え。歩きで。ふふふふ。いけたら行くわ」
と言い残して電話を切りました。
2駅目:新大久保
新宿~新大久保間はすごくあっという間です。
すぐ着くにも関わらず別世界感が漂う新大久保。
さすがに朝なので人は全然いませんでした。
今回は線路の外側を歩く、というルールを定めたので行けなかったですが、
新大久保には磯崎新設計の新宿ホワイトハウス(現在はカフェアリエ)が
あります。時間帯が合えば寄って休憩するのもありですね。

3駅目:高田馬場
次は高田馬場
取り立てて言うことがない。笑

4駅目:目白
高田馬場から目白間には
日立製作所目白クラブや
吉村順三ギャラリーがあります。

5駅目:池袋
ここで友人C合流
目白~池袋間には、
フランク・ロイド・ライトの自由学園明日館
日建設計のダイヤゲート池袋
などがあります。
ダイヤゲート池袋は線路をまたいで建っており、
建物に電車が吸い込まれていくような
なかなか見れない光景を見ることができます。
中間免震上はV字柱というかダイアゴナル柱になっており、
構造的にもダイナミックな計画になっています。
さすがに朝早いのでどちらも入れません。
建築巡りを兼ねて行うのであれば、
開館時間も検討したほうが良いと思います。
ただし、普通に歩いてもかなり時間がかかるので、
どちらかに集中すべきかと思います。
その他にも
三菱地所設計による池袋西口開発や
ランドスケープ・プラスによる南池袋公園
日本設計+隈研吾のとしまエコミューゼタウン
芦原義信の東京芸術劇場
大江匡の豊島合同庁舎
など見どころがたくさんです!

6 駅目:大塚
池袋~大塚間にはスカイツリーの良い撮影スポットがあります。
堀之内橋というところです。
ちょうど線路の先にスカイツリーが見えてきます。
距離は結構あるので、望遠レンズがあると綺麗に撮れるかと。
朝焼けの中で靄の中にそびえ立つスカイツリー◎
東向きなので逆行でシルエットが見えるのも好ポイントです


7 駅目:巣鴨
この辺は特に何もなく。
友人たちは、電車に向かって手を振りながら
「勿体無いなー歩けば楽しいのにー」
と言って追いかけてました。笑


8 駅目:駒込
ただただ歩く

9 駅目:田端
ただただただただ歩く。
この辺スタートにすると結構辛い気がします。
早朝、夜は特に何もないので。笑

10 駅目:西日暮里
ただただただただただただ歩く。
本当に書くことが無い。笑

11 駅目:日暮里
少しづつ色々とお店や人が増えてきました。
日暮里には言わずと知れた谷中銀座や
朝倉彫塑館、古民家を回収した未来定番研究所などがあります。
谷中銀座は有名なクリストファー・アレグサンダーの
”パタン・ランゲージ”の手法を取り入れたことでも有名です。

12 駅目:鶯谷
ここでお昼になりましたのでカレーを食べました。
お店はこちら↓
ナマステヒマール
疲れましたが、まだまだ半分以下

どうでもいいですが、鶯谷~上野に向かう時は
山手線の外側を通って行こうとすると、
ラブホテル街を通ってゆく必要があります。
今回は男4人だったのですが、
誤解されたくない方は多少遠回りになりますが
避けて通っても良いかもしれません。

13 駅目:上野
上野に着いたらもう建築の宝庫ですね。
ここは言うまでもなく、
コルビュジェの国立西洋美術館、
前川國男の東京文化会館
谷口吉生の法隆寺宝物館など
世界的建築家の傑作がたくさんあります。
その他にも
新しい上野駅公園口や
竹中工務店の上野の森さくらテラス
清水建設のNOHGA HOTEL UENO
などなど新しい建物もたくさんあります。

14 駅目:御徒町
御徒町にはジョサイヤ・コンドルの旧岩崎邸庭園が有名ですね。
また、国立近現代建築資料館もあるので、気になる展示があれば
ぜひ足を運んでみてください。
三菱地所の上野フロンティアタワーなど新しい開発もあります。

15 駅目:秋葉原
長坂常の福島屋秋葉原店
高架下開発の2K540
トラフのとらのあな
鹿島の秋葉原UDX
などなど、多様な建築を見ることができます。

ここでちょうど29駅目の折り返しの15駅目
城南エリアが中心の後半に続きます!