キャリア 一級建築士

建築業界から他業界に転職して分かった7つのメリット

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どうもnabeです。
今回は、建築業界から他業界である映像業界に転職して分かったメリットを書いていきます。
建築業界から他業界への転職を考えている方の参考になれば幸いです!

希少価値が高い

他業界には建築士や建築系の出身者が多くありません。
建築業界に来る人は大抵が建築の勉強をしてきた人が多く、
世間的にすごいといわれることが多い建築士ですらはいて捨てるほどいます。

しかし他業界となると状況は一変。
建築系の出身者はおろか、一級建築士の資格を持っている人は皆無です。

したがって、存在そのものが希少価値が高いです。
希少価値が高いということは、待遇が良かったり、仕事を有利に進められるということです。
建築業界で建築士資格を持っているよりも、下手したら良いことが多いかもしれません。笑

ここで注意点は、その業界なり会社が建築やインテリアやデザインや空間についての需要がある場合、に限ります。
需要が無いと意味が無いのは言うまでもありません。


とはいえ、衣食住というだけあって、世の中には建築や空間に関わる仕事も意外と多いですし、コンセプトメイキングや業務の取りまとめ、資料作成やプレゼン能力など活かせるスキルは多々ありますのでどの業界に行っても一定の活躍はできると思います。

優遇される

希少性が高いということは優遇されやすいということです。
私は給与や福利厚生、働きかたなどいろいろな良い点がありました。
例を挙げると、

給与は同年代(30歳)の平均年収の2倍越え
リモートワークの許可
試用期間の例外的短縮
賞与の特例

などです。
もちろん会社によるとは思いますが、
希少性が高く、専門性があるとこういった柔軟な対応をしてもらえる可能性があります。
通常の設計事務所で働いているだけではこうはならなかったと思います。

建築士事務所の代表になれる

建築に関わるの仕事をしている場合、多くは建築士事務所に属することが多いと思います。
その場合は、所長や偉い人が管理建築士をしているケースが多いです。

建築の仕事をしていて個人の名前を出す場合、
基本的には独立するしかありません。

しかし、独立するとどうやって仕事をとるか、契約は?税金は?など考えるべきことが多くなるのも事実ですし、会社員のように毎月一定の給与があるとも限りませんし、なかなか踏み切れない人も多いかと思います。

しかし、他業界に行けば、建築士免許を持っている人は皆無ですので、
建築士資格を持っていれば管理建築士の講習を受けれるだけで自分の名前で事務所設立が可能です。

ただ、事務所設立したとはいえ実際に1人で仕事をするの、プロジェクト規模によっては現実的ではありません。
その場合はその他の建築設計事務所と組んで仕事をするというやり方もあります。

自分の設計やデザインを実現できる

建築やデザインに関する業務に携わる人が少ないため、
決定権や裁量が多くあります。

設計事務所で働く若い人の場合は、
グループ長や室長などが最終的な決定を行うため自分のやりたいことが実現できないことも多々あります。

しかし、自分に決定権があればやりたい設計やデザインが実現できる確率が高まります。

ただし、決定権があるということは一方でそれ相応の責任が生じるということです。
したがって、そこを許容できる覚悟がないと難しいかもしれません。

今までにない価値観に気づける

業界の中にいると、なかなか違う価値観と触れ合う機会が少なく、
また、信じている価値というものに盲目的になりがちです。
しかし、他業界に行くと今まで当然だった物事、価値観、信条などがガラッと変わります。

業界に長くいればいるほど既成概念に囚われてしまいがちで、
今までの価値観を変えられずにいることが多々あるかと思います。

他業界に行くとまるで異国の地のような、
言葉や考えが通じないところから始まったりします。
(反対に向こうの言っていることが分からないことも多々あるのですが。笑)

しかし、日本人だけでなく海外の人と接すると多様な価値観や新しい視座が生まれるように、
他業界に身を置くことで今まで当たり前だったことや当然のように行っていたことを一旦見直し、
新しい価値観に気づく1つの良い契機になると考えます。

尊敬される

例えば世間では凄いといわれることも多い一級建築士ですが、
建築業界にいると特に何もありません。
多少の手当てなどはありますが、基本的には持ってて当然のような風潮があります。
クライアント側も、設計してくれる人は当然建築士資格を持っている人ということを分かっているので、特に驚きもしません。

しかし、他業界だと一級建築士は皆無です。
会うたびに驚かれますし、すごいとめちゃくちゃ言われます。
頑張って取得した資格がそう言ってもらえると嬉しいですよね。

表層的なところだけでなく、一級建築士という資格はやはり専門外の方からすればすごいと思われており、
仕事を頼む際の信頼度アップにもつながりますので、仕事受注につながりやすくなります。

個人的なデザインワークが増える

建築業界の人は自宅の設計やデザインは基本的には自分でできてしまいます。
また、家族や友人、知り合いのデザインなども依頼されるすることが多いでしょう。

そうすると、もし建築やデザインの仕事を個人的に受注したい場合、
建築業界のネットワークだけだと競合が多すぎます。

しかし他業界に行くと、周りに建築士やデザイナーがいないという人は多く、
そういった人たちから自宅の相談やリノベーションの依頼などが来ることがあります。

仕事を受注することで生まれる更なるメリットは、建築の知識や技術の維持や向上です。
他業界身を置くとはいえ、重要なのはあくまで”建築のバックグラウンド”という強みを持っている、ということです。
転職してはい終わり、ではなく、そのバックグラウンドをより強化することが必要です。
そうでないと、単に今までの経験と知識の貯金を食いつぶしていくだけになり、数年後に何も変化のない人になってしまいます。
したがって、他業界にいくとしてもできる限り建築の仕事や勉強を通してスキルの維持や新しい知識の取得が必要になります。

まとめ

以上が建築業界から他業界に転職したnabeが感じたメリットです。
希少性を生かして自由に楽しくやりがいを持って働きつつ、今までの経験や知識に甘んじることなく学んでいくことが重要ということですね!
転職を考えている方の参考になれば幸いです。

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