どうもnabeです。
今回は一級建築士がインテリアコーディネーターの資格を取る場合の難易度や勉強時間について書いていきます。
・建築士の資格は持っているけれどもインテリアコーディネーターの資格を取ってインテリアの会社で働きたい
・建築もインテリアもやりたいけどどっちを勉強したら良いの?
・一級建築士取っていればインテリアコーディネーターも簡単に取れちゃうんじゃないの?
といったお悩みにお答えします。
難易度について
まず難易度です
一級建築士の合格率の表はこちら↓

インテリアコーディネーターの合格率の表はこちら↓


まとめると、
一級建築士は学科で15~20%
製図で約40%前後
全体で見ると10%前後の合格率となっています。
一方インテリアコーディネーターは
学科で約35%
二次試験で約55%
全体では20~25%の合格率となっています。
試験内容が異なるので単純比較はできませんが、合格率という観点で見ると建築士の方が難易度が高いといえます。
また受けるハードルも建築士の方が高いです。建築系の学校や工業系の学校で勉強をした人、建築業界で実務経験がある人でないと受験すらできません。インテリアコーディネーター試験も簡単な資格ではないとは思いますが、受験資格のハードルも低いことから一般の人で受ける人も多いのでは?と推測します。
したがって一級建築士を持っている人であれば、建築士試験同様にコツコツ勉強すれば合格は余裕で狙える試験だと思います。
勉強時間について
一級建築士の勉強時間は1000時間必要と言われていますが、nabeの実績では計800時間くらいでした。
内訳としては、
学科試験→週平均で15~25時間程度(予備校の5時間含む)
7月の学科試験の約8か月前から予備校は始まるので約640時間勉強していることになります。その他予備校の講義が開講する前に事前にもらっていたテキストをやっていたので約700時間くらいは費やしていると思います。
製図試験→また製図は学科試験の約2.5か月後ですが、製図も予備校の時間を入れるとやはり週に20時間くらいは勉強していたので約100時間
合計800時間くらい勉強をしたことになります。
一方インテリアコーディネーターはまだ勉強していないのですが、いろいろなサイトを調べてみるとだいたい1~3か月の勉強の方が多いみたいです。時間にすると約50~150時間くらいあれば合格できそうです。このくらいなら時間を捻出できる人も多いのではないでしょうか。

年収について
ではそんな2つの資格の年収には差があるのでしょうか。
このサイトの調べによると一級建築士の平均年収は642.4万円(平均年齢50.6歳)
生涯年収は約2億5415万円というデータがあります。
一方でインテリアコーディネーターの平均年収は350~450万円でした(下記参照)。明確な統計はないので正確性の是非はありますが、検索するとだいたい同じような結果が出てきます。場合によっては下は300万円、上は500万円になったり多少のバラつきはありますが幅はこのあたりと思って良さそうです。

もちろん建築士だろうがインテリアコーディネーターだろうが会社の規模や、実際の業種、取り扱い物件、法人、個人によって異なってきます。ただし、傾向としては一級建築士の平均年収の方が高いといえます。
一級建築士の勉強内容で独学・無勉強でも7割はカバーできる
では一級建築士がインテリアコーディネーター試験受けたら受かるのか?試しにはネットで公開されている2019年のインテリアコーディネーターの一次試験(学科)を無勉強で受けました。
一級建築士の持つ知識でどこまでいけるかを試した結果は
得点率70% でした
インテリアコーディネーター試験の合格ラインは70~75%と言われており、80%の正答率であれば1次試験突破は固いとのこと。nabeは一級建築士の勉強をしていたのはもう4年前(2020年現在)になりますので、その時から抜けた知識も得た知識もあるので一概には言えませんが、一級建築士の資格を取れれば無勉強でもインテリアコーディネーターの一次試験を突破できる可能性がありそうだと言えるでしょう。
もし一級建築士の資格を持っている人でインテリアコーディネーターの資格を取りたいという人にとっては割と取りやすい資格かなと思います。
とはいえ二次試験もありますし、70%は合格スレスレなので多少の勉強時間を確保する必要はあるかと思います。
nabeは2020年の試験を受ける予定ですので結果はこうご期待!
インテリアコーディネーターの資格を取る意味はあるのか
そんな簡単そうに取れるなら取る意味あるのか?
という意見もあるかと思います。それはそのとおりで資格名のために受ける気はあまりありません。もちろん名刺交換の時に入れているとお客さんから「この人は一級建築士持っているしインテリアも分かってるのね」と思っていただけるメリットはあります。肩書で仕事をする気はさらさらありませんが、安心感を与えることができ双方にメリットがあるかと思います。
一番の目的はインテリアの勉強をしたいからです。普段は建築デザイナーとして仕事をしており、ある程度インテリアのこともやるのですが、事務所にはインテリアデザイナーも在籍しているので細かいところまで学べていないなーと思っていました。
ですので、インテリアの勉強をする動機付けのために受けてみよう!と思った次第です。
やはり目標が無いと人間怠けてしまうため、自分で自分のケツを叩くという意味で受験をしようと思います。
まとめ
一級建築士がインテリアコーディネーターの資格を取るのは比較的簡単(学科は)だと思います。ただし、建築士の内容だけではカバーできない面もあるのでそこは少し補完していく必要があります。
結果はまた報告したいと思います!
