今回は一級建築士でもあり、高級マンションの設計やデザインにも携わっているnabeが自身のマンション購入に際して使った不動産サイト５選を教えます。
・マンションを買いたいけどどこで探せば良いの？
・不動産屋やサイトがいっぱいあって違いが分からない
・不動産屋やサイトごとに違いはあるの？
など、重要な買い物だからこそ知りたい素朴な疑問をお答えします。
不動産屋のサイトに違いはあるのか
結論から言うと、マンション購入という1点のみに絞ると違いはほぼ無いです。ご存じの方も多いかもしれませんが、不動産の多くはレインズという不動産ネットワークに登録されています。そして不動産屋はそのネットワークにアクセスして条件を入れて合致した物件を紹介してくれます。なので”この不動産屋しか知らないお買い得物件”というものは存在しないと思った方が良いです（無くはないですが、親類に不動産屋がいるとかそういった特殊な状況でないとまずありえないです）。
とはいえ、どこでも良いかというとそうでもありません。
例えば、条件を伝えておくと、合致する物件が出たらすぐ連絡をくれる不動産屋さんを知っていれば、いち早く内覧をすることができます。賃貸と比べて売買物件は取引数が格段に少ないので、いい物件は本当にすぐ無くなります。探し始めて数か月条件に合致する物件が無いというのもザラです。なので対応が迅速な不動産屋さんとつながっておく、というのも重要です。
まとめると、
出てくる物件はどこでも同じ
不動産屋の対応はそれぞれ違う
ということです。
ではどの不動産屋のサイトを使えば良いか？
マンションの設計やデザインをし、200件以上のマンション見て、自身での購入経験もあるnabeが使ったお勧めのサイトを紹介します。
SUUMO
皆さんご存じSUUMOです。
なんと言っても掲載数の数が圧倒的！まずはSUUMOで住みたいエリアの売買数や平米数、金額の相場を掴むのに使用することをお勧めします。また個人的には地図上で探せるのが良い点だと思います。
駅からの時間や路線だけではなかなか決めかねるので、実際の建物がどこに位置するかが視覚的に分かるのはとてもありがたいですね。
ただし、SUUMOはあくまで不動産会社ではなく”不動産情報サービス”です。売買物件の情報を不動産会社がSUUMOに掲載し、一般の人がSUUMOでそれを探せるサービスです。従って、各物件はSUUMOが管理しているのではなく掲載してる不動産会社が管理しています。
ここで言いたいことは、不動産屋との直接のやり取りではないためタイムラグが生じる、ということです。不動産屋が物件掲載を申し込んですぐ掲載される訳ではありません。ですので、時間との勝負である売買物件ではその点を注意しておく必要があります。
HOME’S
HOME’Sは基本的にSUUMOと同様のサービスと思って差し支えありません。ではなぜSUUMOと使い分ける必要があるか。それは不動産屋が払う手数料がHOME’Sの方が安い＝物件が掲載しやすい、というメリットがあるためです。
ですので同じ条件で調べてもHOME'SとSUUMOで出てくる物件には違いがあります。そのため、SUUMOだけでなくHOME'Sでも並行して調べておくことをお勧めします。
しかし、こちらもSUUMO同様あくまで”不動産情報サービス”ですのでタイムラグがあるということを念頭に置いておきましょう。
東急リバブル
東急リバブルの良い点はメルマガです。
先述の”不動産情報サービス”とは違って不動産屋ですので、直接最新の物件情報を受け取ることができます。
メルマガの良いところは条件に合うものやお気に入りしているものの情報が更新されたら知らせてくれるところです。お気に入り物件の価格変更があった場合にすぐに知ることができるのでおすすめです。
ただし、新しい画像（建物の写真）が追加されただけでも更新通知が来るので、煩わしいと思う人はいるかもしれません。ただ、1日1通まとめて来るので特に煩わしいとは思いませんでした。
また、AI相性診断というのもあり、あなたの検索傾向や条件からお勧め物件をAIが出してくれるサービスもあります。もちろん全て無料です。
RE創の家中古マンション検索ナビ
中古マンション検索ナビでは東急リバブル同様にメルマガでの新着物件をお知らせしてくれるサービスがあります。
また、その時には市場に出ていない物件でも”わがまま物件リクエスト”を使えば新しく出てきた時にお知らせしてくれます。
ちなみにメルマガは1日1通でこんな感じで通知されます。
このサイトではリノベーション向きの物件の探し方やリノベーション含めてのセット購入も行っているので、リノベーションに興味がある方はおすすめです。
＞＞CMS搭載の不動産検索システム-サーチプラスfor不動産
空き家バンク
これは少しイレギュラーな方法ですが空き家バンクを使う方法もあります。
都内や首都圏で探している人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、地方や首都圏でも少し郊外になった場合は検討の余地はあります。
各自治体の名前＋空き家
で検索すると各自治体が登録している空き家が出てきます。また、これらの空き家に住み場合補助金が下りたりするので購入の予算を抑えたい人には嬉しいですね。
それ以外でも
・HOME'Sが提供する空き家バンク
・アットホームが提供する空き家バンク
・移住・交流促進機構のJOIN
・田舎暮らし物件の総合サイトビギンズ
などなどSUUMOなど一般の不動産屋からは出てこない情報が数多くあります。
金額は驚くほど安く100万円とかも普通にあります。リフォームやリノベーションを大がかりにしても1000万～1500万円もあれば普通に住めますので、広くて安い家に住みたい人はこういった選択肢もあります。
一方、駅近で都心を探している人は絶対に出てこないので探すのは時間の無駄です。
まとめ
数ある不動産サイトの中でも、掲載数の多さやリアルタイムで物件情報を知ることが何よりも大事です。今回記載したもの以外にもそういったメルマガサービスなどを展開しているところはありますので、
”掲載数”
”リアルタイム”
”スピード感”
といった視点で何がよいか比較検討してみると良いでしょう。
良い物件探しの参考になれば幸いです！