建築の勉強や仕事をしていると、イメージを伝えるためにパースを作成することが多々あります。
nabeは3DCGパースは得意なのですが、昔から絵を描くのがあまり得意ではなく手描きパースに憧れがあります。
そんな手描きが苦手な私のような人でも、簡単に手書き風パースを作れる方法を紹介します。
Photoshopのニューラルフィルターを使用した加工
建築設計の仕事をしている人ならほとんどの人が使ったことがあるであろう
Photoshopの機能を使って加工をしていきます。
今回加工するのはこちらのリノベーションプロジェクトのパースです。

上部〈フィルター(T)〉タブの中にある〈ニューラルフィルター〉を選択します。

そうすると右側にニューラルフィルターのパネルが開かれます。
薄い青色でハイライトされている〈スタイルの適用〉の右側の●ボタンをクリックします。

〈スタイルの適用〉がアクティブになりました。
右側の〈おすすめのスタイル〉というパネルに色々な絵が出てきます。
絵を選択すると、その絵の雰囲気を保ちながらデータを自動で加工してくれます。
この画像は一番上のカラフルな人の顔の絵を選択した場合です。

上から2番目の絵を選択した場合

ゴッホの〈麦わら帽子を被った自画像〉もあります。

さて、ここで問題となるのは色味です。
各絵の加工によって手書き風のタッチになるのは良いのですが、
「色味まで変わってしまうのはちょっと…」と思うことでしょう。
その場合は絵のパネルの下にスクロールして、
〈カラーの保持〉というチェックボックスをオンにしましょう。
すると、下記のように元の絵の色を保ちながらタッチだけ適用してくれます。

下記が
・絵の色味を使ったもの
・元の色味を保持したもの
2枚の比較になります。
さらに、カラーの保持だけでなく、
フィルターの適用度を0~100で調整できたり(0が適用なしで元の画像のまま、100が完全に絵のフィルターを適用、50が中間)、詳細度を変更できたり、彩度を変更できたり調整が可能なのでベストな設定を探してみて下さい!
模型写真の加工も可能
この機能は模型写真の加工にも使えます。
例えばこんな感じ
もちろん風景写真にも使えます◎
以上、手描きが苦手な人でもCGパースや模型写真からスケッチ風パースを作る方法でした!