今回は3Dスキャンした3Dデータをパワーポイントに持っていく方法を書いていきます。
パワーポイントでプレゼンや説明をする際に3Dモデルを使いたくなることがあるかと思います。しかし、いちいち3Dソフトを開いたりブラウザで3Dスキャンアプリの共有クラウドを開いたりすると、説明の流れが切れたり事前にアプリを立ち上げるなど準備も増えてしまいます。
そんな時にパワーポイントの中で直接3Dデータを入れて、ぐるぐる動かせたら一番手っ取り早いですよね。今日はその方法をまとめました。
パワーポイントで取り込める3Dデータ拡張子
パワーポイントで取り込める拡張子は以下の通りです。大抵の3Dデータには対応していますね!
.fbx .obj .3mf .ply .stl .glb

パワーポイントへの3Dデータの取り込み方
まずはパワーポイントを開きます。
上部タブの「挿入」>「図」の3Dモデルの三角矢印>このデバイス…という流れでデータを開く画面に行きます。

開きたいファイルのフォルダを開き、ファイルを選択して挿入をクリックします。
今回はケーキのフォトグラメトリデータを使います。

ちなみにドラッグ&ドロッブでフォルダから直接パワーポイントに入れることも可能です!
サイズと位置調整をして動かしてみる
データを取り込むとサイズが小さかったり見せたい向きじゃなかったりするので、サイズの変更と位置の変更を行いましょう。この操作については基本的な写真や図形と変わらないので難しくありません。
3Dデータなのでぐるぐる動かしたい場合はデータ中央の円形(球体)の矢印の個所をクリックし、クリックしたままドラッグします。そうすると自由に3Dデータを見ることができます。これならパワーポイントの流れを切らずにスムーズに3Dモデルを見せることができますね!
拡張子ごとの見え方の比較
冒頭で取り込める拡張子を書きましたがそれぞれどういう見え方になるのか比較してみました。使っている3DスキャンアプリのPolycamでは3mfデータだけ書き出せなかったのでそれ以外の5種類(fbx, obj, ply, stl, glb)で試してみます。
※glbはPolycamで書き出す場合はgltfという選択肢なので注意!

結果的にいうとfbxが一番元のデータの色彩をキープしておりおすすめです。glbとobjはそこまで差異はなくどちらもくすんで見えますね。stlに至っては色情報はありませんのであまり使い道はないかと思います。そしてplyはデータの問題なのか不明ですが取り込めませんでした。
データの重さ的にもfbx>gltf=obj>stlだったので綺麗さとデータの重さが比例している結果となりました。

まとめ
今回はPolycamで作成した3Dデータをパワーポイントに取り込む方法をまとめました。うまく3Dデータを使うことでプレゼンや説明が分かりやすく効果的になるのでぜひ取り入れる機会があれば試してみてください。